「最期」を受け入れていく時代に

Hits: 27


訪問看護リハビリステーションAce 理学療法士 小杉哲也

Aceでは、営業総括責任者としても活躍している。

現在、日本人男性の平均寿命が81歳を超え、女性の平均寿命は87.26歳と世界二位を誇っている。日本は長寿時代を迎え、最近「終活」という言葉もよく耳にする。「終活」とは、葬儀や相続など人生の最期に対応する活動であり、また、長くなった高齢期をよりよく生きるために生まれた言葉である。

小杉氏は、人との関わり方を追求し、終活の新しい取り組みを考えている。


今回の取材では、なぜ「終活」なのか、どう未来を切り開いていくか。展望を伺ってみた。

時代の流れと終活

   良く生き、良く死ぬ

藤井:前々から「終活」に興味があったのですか?

小杉:「良く生き、良く死ぬ」という考えがもともとあってどうにかサービスとして形にしたいなと思っていました。

小杉:祖母の最期が、支える家族にとってあまりいい形ではなかったことが心に残ってますね。祖母が認知症で、母親が10年間くらい介護をずっとしていたけども最後亡くなる前に言われたのが「なんでこんなことするのっ」って言葉でした。それを母親がずっと気にしているんですよね。その時に介護者の想いが、伝わらないこともあるんだなって思いました。

小杉:「生きているうちに何をするか、何ができたか、何をしてあげたか」が本人、そしてその方を支える家族にとって、大事になってくるのかと思っています。

   なぜ今、終活なのか。

藤井:なるほど。そこで終活なのですね。

小杉:実は10年前くらいからこの言葉があって、浸透してきたのは、ここ5年くらいですかね。

藤井:そんな前からあったんですね。

小杉:週刊朝日の編集長さんが、考えた造語なんです。

小杉:終活ってお墓のこと考えたりとか、死ぬ前の旅行だったり、財産、どこで迎えるか、老人ホームなどの施設選び、死んだあとの埋葬はどうするのか、などを事前に考えて、死ぬ前の準備をすることですよね。つまりは「自分がどう在りたいかをちゃんと意思表示する」それを支援していきたいんですよね。

藤井:終活って一言ですが、様々な分野がありますよね。

小杉:私は、その意思表示を形にするお手伝いがしたいと思っています。対象者にとって、またご家族にとって何が最善なことなのかを様々な視点からアドバイスできるようになりたいんです。

  生きることを考える

小杉:最近、病院でも告知も当たり前になってきている時代なので、「死」がタブーではなくなっている印象ですね。

小杉:だからこそ、この取り組みが必要だと思います。

藤井:世の中に死を受け入れられてきているということですよね。リハビリの分野で働いていると高齢の方とお話しする機会が多いですが、生きている長さというよりは、生きている中での濃度をより大事にしている方が多いですよね。

小杉:そうですね。「どれだけ長く」よりも「どれだけ”良く”生きられたか」にフォーカスされはじめていると思います。職業を通して色々な方と出会い、色々な声を聞いてきたからこそ、終活は今後需要が増えてくる分野だと確信しています。

理学療法士として、人生に関わらせてもらう者として

藤井:祖母のエピソード以外に、終活へフォーカスした理由はありますか?

小杉:理学療法士の仕事が人と人との職業なので関わり方についてはずっと勉強していて、人から話を引き出すことは得意な方だと思っています。

藤井:前職場でも一緒でしたけど、患者様から人気でしたよね。現在は幅を広げて営業としても大活躍ですからね。

小杉:理学療法士としてはもちろんですが、その方の人生に少しでも関わらせていただく者としても、ちゃんと責任を持った仕事をしたいんですよね。

藤井:さっきも話しましたが、理学療法士として長く利用者様や家族と関わってきたからこそ分かる部分もきっとあると思うんですよね。ぜひ形にしていただきたいですね。

※続きは後日、掲載致します。